たばこ

最近ある人と「何でタバコだけこんなに迫害されるのかねー」
なんて会話をする機会があった。
実際、自分もタバコの煙が苦手で
列車でもレストランでもなるべく禁煙席を選ぶような人間なのだが
タバコって一昔前は普通のものだったのに、
世界的にあっという間に「異常なもの」になっているという状況は
不思議に感じられる。
何でなんでしょうかね?


やっぱり嗜好品であるということがまず考えられますわな。
よく自動車の排気ガスと比較されたりしますが、
たとえば自動車を道具として仕事に使っている人は沢山いるけれども
タバコを仕事に使っている人は限られてますから。
じゃあ、同じ嗜好品であるお酒との違いは何なのだろうか。
中毒性も合って、酔っ払いは周囲に迷惑であるし、問題な点は沢山あるのに。
考えられる大きな違いは、周囲への影響の不可避性でしょうか。
飲み屋街にいかず、深夜であるいたりしなければ
酔っ払いにある機会っていうのは、電車の中くらいしかなさそうですけど
タバコの煙を一日もあびないように生活するのは
(今はともかく昔は)非常にむずかしいでしょうね。


そうしてみると大事なのは分煙や、密閉性の良い喫煙所の増加ということになるのかも。
そういやー発端となった会話のときにも
「もっときれいで使いたくなるような喫煙施設が街中に沢山あるべきだ」
という意見がありましたね。
そうすれば街中でのタバコの煙は絶対に減ると。
ま、これはタバコ好きの人の発言だったんですけど。
ちょっとくらいお金を払ってでも入りたくなるような場所がつくれれば面白いかも。


それと、タバコ好きの友達が結構いるので分かるんですが
喫煙所って一種の社交場所なんですよねー。
それは正直うらやましい気もした。
使いやすい喫煙所が増えればそういう社交場所も増えるかもしれないと思った夏の夜。