容疑者Xの献身(東野圭吾)
久々にすごいミステリ。
ミステリってやっぱり良いなと思えた作品です。
読んで損は無いです。
この本は物理学者・湯川シリーズの三冊目ですが
前二冊を読まなくても何の問題もありません。
というか前二冊はつまらないので読むと損する…。
ミステリの感想をネタバレせずにするのは難しいので
「面白い」ということを書くしかないわけで
あえて、苦言を述べますと
(シリーズ共通でいえることですが)
主要人物の帝都大学理工学部物理学科の助教授、湯川を含む
研究者達が嘘っぽい(笑)
何しろ、彼らは
おしゃれな格好をしていたり、ベンツを乗り回していたり、
研究室内で「わくわく科学市民講座&実験」みたいなこと
(例えば「摩擦の理解のために学生に綱引きさせる」など)
をやっていたりするのだ。
そんなやつ見たことねえ!!!
でも著者も理系出身なのですね。
自分は理学系についての(さらにごく一部の大学の)知識しかないので
ひょっとして理学系と工学系では全然状況が違うのだろうか
とか書くと問題発言のような気もするのでこの辺で。