音楽が売れないのは百年に一度のチャンスだという話

音楽が売れなくなったらしい。と、ここしばらくずーっと言われている。
その理由は、

  • 携帯電話を中心とする娯楽の多様化
  • 違法コピーの蔓延

などとと、言われている。変わったところでは

なんて理由も。


さて、上記の理由とまったく同じ理由で
市場が縮小してやばいんじゃねーのと言われていたが
最近になって奇跡的に復活した分野がある。
それは日本のゲーム業界だ。
数年前には、
「日本市場はゲーム離れが酷く、
これから先ゲームメーカーは欧米市場だけを見据えていくことになる」
と本気で言われていた。
もちろんそれはある意味で現在も正しいのかもしれないが
皆さんご存知のように
WiiとDSの世界的な大ヒットで状況はかなり変わった。
脳トレWiiスポーツのような新しいゲームの誕生で
日本のゲーム市場は(少なくともDSについては)完全に復活を遂げたのだ。
背景には、このヒットの立役者である任天堂の先見の明がある。
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早くからゲーム離れに危機感を感じつつも
「市場からの撤退」や「別業種への参入」や「現ユーザからの搾取」ではなく
「新しいゲームを作ること」で見事にゲーム業界を復活させ
その中でトップを取り戻したのだ。
もちろん浮き沈みの激しいゲーム業界だから
これから先も安泰というわけにはいかないかもしれないが
新たな市場の開拓というのは偉業といってよいのではないかと思う。


翻って音楽業界はどうなのだろうか。
新しい音楽をつくってやろうという気概を大手企業は持っているのだろうか。
itunesはそのひとつといってもいいかもしれない。
あるいは丸山茂雄氏の試みも。
今いる場所を守ろうとするのではなく
新たな地平を切り開こうとする者がいれば
その者が次の時代のトップになれるのではないかと思う。
そして、その新しい音楽は日本だけでなく
世界のスタンダードになる可能性をも秘めている。
DSやWiiがそうであったように。
日本の音楽ってcool!。と言われる日がくる・・・といいね。