タイムパラドクス2

http://d.hatena.ne.jp/hyorohyoro/20051104の続き。


最近読んだ星新一の本で、
(相対的に)百年後に行くようにセットしたタイムマシンのン内部で
(相対的に)百年前に行くようにセットしたタイムマシンを用意し
二台を同時に始動させたらどうなるか? という話があった。


この話が示唆するのは、
「タイムマシン」とはある領域、ある対象のみを
世界から切り離して時間を逆行させたりジャンプさせたりする装置であると言うことだ。

ちなみに逆行タイプのタイムマシンはH・G・ウェルズのものが有名。
ジャンプタイプはドラえもんのやつ。


ここでいきなり話が飛ぶ。
俺は子供のころ、時間の流れというのは川の流れとはちょっと違うのではないかと思っていた。
さらに話は飛ぶ。
「流れるプール」というものをご存知だろうか。
長いループの中を常に一定の流速で(川のように)水が流れているプールだ。
小学生のころ、「人力流れるプール」を作ったことがある。
小さなプールのなかで数十人がワッカをつくり
同時に時計回りに回り始める。
すると流れが生まれ、ついには渦となり、人工的にに流れるプールが出来上がる。


子供の俺の中での時間のイメージは、直線状の「人力流れるプール」だった。
皆が前に前に進むから流れができる。それが時間。


このイメージをもとに、タイムマシンを考えると
ジャンプタイプは、プールから出て別の場所でまたプールに入ることに等しい。
逆行タイプは、少しややこしいが
自分ひとりだけが、猛スピードで後ろ向きに走っていくことに等しい。


各タイプで先のパラドクスを検証してみるとおもしろいことが…あるのか?


つづくかどうか知らない